予備試験合格者の共通点!役立つ勉強法や失敗談を完全紹介!

予備試験

「アウトプットはどのくらいやりましたか?」

「苦手な科目を後回しにしていませんか?」

答えづらいと思った方は要注意です!今の勉強法で予備試験に合格する事はできるのでしょうか。

この記事では、予備試験合格者の声を元に『成功した勉強法』『失敗した勉強法』について紐解いていきます。

予備試験合格者は、実際にどのような方法で“合格するための勉強法”を実践していたのでしょうか?

ご自分の置かれた環境に近い合格者の声を参考にブラッシュアップを図り、目標年度の予備試験合格を掴み取ってください!

1 データで見る!予備試験の合格者はどのような人達なの?!

司法試験における予備試験合格者の合格率が高いという事は、予備試験受験生であればご存知の方も多いかもしれませんね。法務省のデータによれば、その数字はなんと驚異の89.4%!!予備試験に合格すれば司法試験の合格まであと一息といっても過言ではありません。

まさに、法曹三者への最短ルートといえますよね。

これだけ高い合格率を叩き出す予備試験合格者がいったいどのような人達であるか気になられた事はありませんか?

「どうせ10代、20代の若い世代だけしか合格できてないんじゃないの?」

と思われている方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、そうではありません!

参考までに、令和2年度の合格者の受験層データを見てみましょう。

 

【性別】

性別 出願者 受験者 短答合格者 論文合格者 最終合格者
11,791 8,209 2,173 384 367
3,527 2,399 356 80 75
合計 15,318 10,608 2,529 464 442

 

 【年齢別】

年齢別 出願者 受験者 短答合格者 論文合格者 最終合格者
19歳以下 124 100 13 3 3
20〜24歳 4,513 3,573 824 306 299
25〜29歳 1,756 1,200 236 66 62
30〜34歳 1,500 962 207 35 33
35〜39歳 1,474 908 239 15 14
40〜44歳 1,421 899 259 13 10
45〜49歳 1,298 810 225 12 9
50〜54歳 1,149 769 220 11 9
55〜59歳 905 616 150 3 3
60〜64歳 586 388 97 ー 
65〜69歳 323 211 42
70〜74歳 195 129 14
75〜79歳 43 30 2 ー 
80歳以上 31 13 1 ー 
合計 15,318 10,608 2,529 464 442

 

 

 【職種別】

職種別 出願者 受験者 短答合格者 論文合格者 最終合格者
公務員 1,431 925 255 25 22
教職員 155 97 17 3 2
会社員 3,274 2,064 423 25 24
法律事務所事務員 322 234 53 3 2
塾教師 167 110 36 2 2
自営業 752 449 117 13 12
法科大学院生 1,502 1,064 241 100 95
法科大学院生以外

大学院生

50 34 9 ー 
大学生 3,997 3,141 707 247 243
無職 3,084 2,116 574 36 32
その他 584 374 97 10 8
総計 15,318 10,608 2,529 464 442

※引用元:法務省 令和2年司法試験予備試験

http://www.moj.go.jp/content/001340833.pdf

 

表から見てもお分かりいただける通り、年齢や職業はバラバラです。

10代、20代だけではなく社会人として働きながら晴れて予備試験の合格者となっている方も多くいらっしゃいますよね。

いったいどのような勉強法や合格するための工夫を行っていたのでしょうか?

下記で詳しく見ていきましょう。

今回は下記予備校の予備試験合格者の声より、引用・一部抜粋・参照して掲載しています。

 

◆伊藤塾

予備試験短答式試験合格者の声|伊藤塾

◆LEC

https://www.lec-jp.com/shihou/yobi/success/

◆資格スクエア

https://www.shikaku-square.com/yobishiken/gyakusangokaku

◆アガルート

https://www.agaroot.jp/shiho/voice/saitan_goukaku_vol1/

https://www.agaroot.jp/shiho/voice/

◆スタディング

https://studying.jp/shihou/monitors.html

◆伊藤塾

予備試験短答式試験合格者の声|伊藤塾

◆LEC

合格体験記 - 司法試験 予備試験|LEC東京リーガルマインド
LEC東京リーガルマインド予備試験の対策コース・講座を受講して、司法試験 予備試験に合格した方々の合格体験記です。合格に至るまでの貴重な体験・秘話・ノウハウをご紹介します。

◆資格スクエア

予備試験講座 合格者の声 | 資格スクエア
資格スクエアの予備試験講座を利用して予備試験に合格した方々の合格者体験記を掲載しています。社会人ながらわずか11カ月で論文式試験に1位で合格した勉強法にもご注目ください。

◆アガルート

司法試験合格体験記:予備試験合格者が語る最短合格の秘訣 | アガルートアカデミー
100名程の予備試験・司法試験の合格者を輩出している谷山講師が聞き手となって、予備試験・司法試験の短期合格者である上田亮祐さんから学習方法や短期合格の秘訣を聞き出します。谷山講師曰く、「短期合格者の学習方法には共通点が多い」とのことなので、司法試験・予備試験受験生は是非ご覧ください。
司法試験・予備試験・法科大学院 合格者の声 | アガルートアカデミー
アガルートアカデミーの司法試験・予備試験講座を利用して、見事司法試験・予備試験・法科大学院に合格された方のインタビューや体験記をご紹介します。

◆スタディング

司法試験・予備試験 合格者の声一覧
スタディングは、勉強する時間が無い人に最適な資格講座です。スキマ時間を活用できる通信講座で、短期間で合格しましょう!スマートフォンやPCを使った効率の良い勉強方法を解説した合格法テキストや初回の無料講座を提供中。【中小企業診断士・司法書士・税理士・宅建など】

 

2 予備試験合格者の声から紐解く『失敗した勉強法・苦労した事』

受験生の置かれている立場は、当然のことながらそれぞれ違いますよね。

大学生、法科大学院生、フリーター、会社員(独身・パパ・ママ)、専業主婦(夫)もしかしたら定年退職を迎えた方や高校生もいるかもしれません。

それほど受験層が幅広い事も予備試験の特徴の一つでもあります。

それぞれの立場では、ライフスタイルの違いが明らかであり、勉強に費やせる1日の可処分時間が異なります。

各予備校に掲載されている予備試験合格者の声をまとめてみましたので、ご自分に近い環境の予備試験合格者の『失敗した勉強法・苦労した点』をご参考にしてみてはいかがでしょうか。

失敗から学ぶ事はとても大きいと思います。知らず知らずのうちに、自分の勉強法が失敗例に入り込んでいたら、すぐに立て直しましょう!

(※各予備校の予備試験合格者の声より、引用・一部抜粋・参照して掲載しています。2021年3月の時点の情報となります。最新の情報については各予備校のHPをご確認ください。)

 

(1) インプットばかりしていている

【社会人・ベテラン受験生】

論文本試験では、試験時間中に結構考えていたように思います。ですが、これでは結構疲れるので、合格できないと気付きました。これが失敗した事です。論文本試験は基本的に普段の勉強で考えていた事を、さも試験中に考えたかのように書くものと割り切るべきです。普段の勉強は大変となりますが、試験中に疲れてしまうような事はなくなりました。」(LEC)

【大学院生】

「前の大手司法試験予備校時代は「論文講義を受講すれば論文答案の書き方が分かるようになるだろう」と甘い事を考えて問題を解かずに講義を受講していたが、自分で「答案を書こうとして」(大概は最初から答案なんて書けない)試行錯誤する事が、論文答案が書けるようになる唯一の方法だと思うので、まずは問題を解こうとしてみる事が1番大切なのだと思います。」(アガルート)

 

【大学生】

「短答式試験までの期間に論文の答案をあまり書かなかった事です。論文答案を実際に書くと、答案構成の段階ではできている事が意外と書けないという事もありますし、答案例と見比べてみると意外とできていない事に気づく事もあります。答案を作成するにあたっての作法は実際に論文を書かないと身につかないものです。答案を書くスピードや時間配分も実際に答案を書かないと分からないと思います。」(LEC)

 

【大学生】

「論文練習が遅くなった事が失敗でした。怖いけれど、書いて練習する事を早くから始めれば良かったと思います。論文練習は大変で時間もかかりますが、覚悟を決めて取り組まなければ上位合格は難しいと感じました。練習あるのみだと思います。」(LEC)

 

(2) 勉強時間の確保ができない

【社会人】

「論文マスターの問題を繰り返し練習しました。働きながらの勉強でしたので、1日の勉強時間は長く取れませんでしたが、勉強しない日を作らないよう意識していました。」(伊藤塾)

【社会人】

「働きながらの学習でなかなか思うように学習時間を確保できない事もあり、時間はかかりましたが、今回3度目の受験にようやく合格できました。非常に嬉しく思います。」(伊藤塾)

【主婦・育児中】

「とにかく勉強時間を確保するのが大変でした。平日は、家事と子育てで手がいっぱいでしたので、30分程度の時間しか取れない日も多くありました。週末は家族の助けもあってどうにか8時間は勉強するようにし、時間を確保できる時はしっかり勉強を進めていました。確かに学習時間の確保は大変でしたけど、子どもの存在があったからこそ頑張る事ができました。私のモチベーションでしたね。」(資格スクエア)

 

(3) 条文の素読を早い時期からすべきだった

【大学院生】

短答対策の条文の素読について「少しはやっていました。ですが、条文は量が多いのでなかなか短期間では終わりません。コツコツやるものなのに、認識が甘かったですね。早いうちから始めれば良かったと反省しました。」(アガルート)

 

3 予備試験合格者の声から紐解く『成功した勉強法・工夫した事』

失敗した勉強法についてはご理解いただけたのではないでしょうか?

続いて、『成功した勉強法・工夫した事』についてもしっかりと見ていきましょう。何かヒントとなる事が見つかるかもしれません。

(※各予備校の予備試験合格者の声より、引用・一部抜粋・参照して掲載しています。2021年3月の時点の情報となります。最新の情報については各予備校のHPをご確認ください。)

(1) アウトプットを徹底して行った

【社会人・妻子あり】

「特に論文式試験では、論文マスター・予備試験過去問マスター・コンプリート論文答練を何度も繰り返しただけです。本試験では、これらを完璧にすれば確実に合格できると思います。私は社会人で妻子がいる受験生ですが、社会人でしかも家庭持ちとなるととにかく時間がありません。そのため、社会人の受験生は、スキマ時間をいかに有効活用できるかが勝負になると思います。」(伊藤塾)

 

【社会人】

「仕事と受験勉強。平日1〜3時間、休日3〜5時間確保しました。アウトプットに時間を割きました。論文は200通以上。予備試験で問われる事をまず過去問等で確認する事が大事です。その上で必要な知識・処理方法をアウトプットしていきましょう。」(資格スクエア)

 

【社会人】

「短答については、何よりも過去問を肢別に解く事にトータルでは1番時間を割いたかなと思います。そして、間違えた選択肢のテキスト該当箇所を立ち戻って復習するという事もやりました。論文については、何よりも答案を書く事とテキストを通読し規範を頭に入れる事とという、インプットとアウトプットの両輪を同時に進めた事に尽きます。」(資格スクエア)

 

【社会人・海外在住】

「効率よく学習を進めるには、アウトプットが特に大事で、できる限り早くインプットを終えて、過去問を中心としたアウトプットをどんどん行えたのが良かったと思います。短答・論文共に過去問演習を徹底して行いました。」(資格スクエア)

 

【大学生】

アウトプットをする事は、同時にインプットする事になるので、早い段階からアウトプット学習をする事が重要だと考えています。」(LEC)

 

(2) 講師のアドバイスを素直に実践した

【社会人・自営業】

「ひとまず論文試験に合格できて一安心です。仕事をしながらでしたので大変な毎日ではありましたが、講師のアドバイスに従い毎日なるべく無心に淡々とやってまいりました。伊藤塾の講義で扱った教材以外には一切手を出さず、常に試験を意識して、基本や原理原則を重視して取り組んだのが良かったのかもしれません。」 (伊藤塾)

 

【社会人】

「平日は2時間、休みの日は8時間程度を目標に大体週30時間を目標に勉強。移動時間等のスキマ時間はひたすら勉強にあて、勉強と仕事を両立させ見事合格。講師からもらったアドバイスが本番まで活きた。」   (資格スクエア)

 

【主婦・シングルマザー】

「基礎学習について、基礎マスターコースで使用した教材は分かりやすく纏まっており、何度も通読しました。まだまだ理解が足りないため、これからも映像として頭に残るほど繰り返し使用し、理解を深めていこうと思います。どの講義でも、講師がその都度やるべき事を指示してくださるので、その指示に忠実に復習する事に重きを置きました。」(伊藤塾)

 

【大学院生】

「小倉先生の論文の書き方講座は非常に分かりやすく有益でした。合格答案の見方や相場観を養い、事例問題にどう対応すればより高い得点が得られるかを学べました。特に有益だったのは、合格答案の省略されている部分を意識させて下さった点でした。『合格答案の省略されている部分』とは、試験委員が出題趣旨や採点実感で「書いて欲しい」とされていても、あえて詳細に書かない部分です。実際の試験では制限時間もあり、試験委員が求める事を全て論じる事は現実的に不可能だからです。スタディングの論文講座で『書くべき事』だけでなく『書かない事』も学べたのは大きかったです。」(スタディング)

 

【大学生・学習開始1年合格】

「自分は論文マスターの学習途中でしたが、論文マスターで学習した箇所のうち、講師の先生が重要と言った部分及び基礎マスター段階では習得できない論文独特の処理方法、最低限度の規範で何とか合格する事ができました。」(伊藤塾)

 

【高校3年生・学習開始1年合格】

「自分は高校生で今回が初めての予備試験でしたので、まさか合格しているとは思っておらず、信じられない気持ちでいっぱいです。短答が終わってから必死に論文対策をやり、ひたすらに講師が指定した問題の答案を分からなくても書いてみることに集中したことが、このような結果につながりました。」(伊藤塾)

 

(3) 個別指導やゼミを活用した

【社会人】

「もともと独学を考えていましたが、自分1人ではどうにもゴールまでが見えず、マネオプ(マネージメントオプション)つきの1年合格カリキュラムに申し込みました。働きつつ短期合格できたのはまさにマネオプのおかげだと思います。」(アガルート)

 

【主婦・シングルマザー】

「予備試験ゼミで同じクラスになった友人と2週に1回の割合で集まり、論文過去問を添削し合うという自主ゼミを2年間行いました。レベルの高い仲間と支えあう事により、論文の精度を向上させる事ができました。」(伊藤塾)

 

【大学院生】

「フルで論文答案を書く事はそんなに多くありませんでした。新司法試験の過去問を解くゼミをやっていたので、その関係で新司法試験の過去問の答案を1ヶ月に1回程度ですね。また、重要問題習得講座の問題を解く時はルーズリーフ半頁〜1頁を埋め尽くすぐらいの答案構成を1日に5〜10問以上やるようにしていました。」 (アガルート)

 

【大学生】

「合格にとって大きかったのはゼミの存在です。先生から直接ご指導・アドバイスをいただけると同時に、同じゼミに所属する人の勉強ぶりを見て、そこから多くの刺激とモチベーションを得ることができました。」(伊藤塾)

 

個別指導の有無については、直接ご確認いただくようお願いいたします。

(4) 受講生フォローなどが支えとなった

【社会人】

個別指導や運営の方々のサポートがあって受かる事ができました。」(資格スクエア)

 

【主婦・海外在住】

「社会人経験を経て、専業主婦として海外で勉強をしておりました。そのような環境でも、分かりやすい講義や質問システム等の充実したフォローにより、教室に通わなくても論文に合格するだけの理解をつける事ができました。論文に合格するためには、自らの答案の不十分な箇所を把握し改善する事は不可欠であり、添削を受ける事は非常に重要です。」(伊藤塾)

 

【大学生】

「論文式を合格するにあたっては、論文マスターテキストを繰り返しすることで自分が確実に現場で書ける知識を増やすことができました。また、校舎のスタッフや質問カウンセリングを利用させてもらうことで自分が疑問に思った点を早期に解決できスムーズに学習をすることができました。本当にありがとうございました。」(伊藤塾)

 

(5) 勉強を楽しむ! モチベーション維持のためリフレッシュも忘れずに!

【大学生】

「直前に受講した答練で自信がつきました。コロナ禍の中イレギュラーなスケジュールだったため、リフレッシュする時間をあえて多めにするなど工夫をし、メリハリのある学習をしたことが良かったと思います。」 (伊藤塾)

 

【大学生】

「勉強は量も大事ですが、質も大事だと思います。勉強する時は勉強に集中し、一方で遊ぶ時やバイトの時はそちらの方に集中する事でメリハリをつけるように意識しました。リフレッシュした分勉強に集中できたという面もあったと思います。予備試験・司法試験の受験は年単位の長丁場となるので、精神面でも不安定にならないようにする事が重要だと思いました。」(LEC)

 

【大学生】

1番は楽しむ事ですね。試験勉強をしているというより、趣味をしているという感じでしたね。そして、楽しく学習ができるように初めて講義を見る段階から頭をフル回転させて、疑問点は理解するまでじっくり考えるようにしていました。「わかった」という瞬間が1番楽しかったですので。」(資格スクエア)

 

【大学生】

合格に必要なものと、今の自分との距離感を持つ事が大切なように思います。これを意識する事で、何をどれだけやれば良いかを客観的に測るとともに、モチベーションの維持に繋がりました。」(資格スクエア)

 

(6) とにかく諦めない!

【社会人】

「一旦勉強を完全にやめてしまいましたが、勉強を再開してからは、とにかく後ろを振り返らず、絶対に合格するのだという強い意思を維持して勉強を続けた事です。」(LEC)

 

【社会人】

「過去問を丁寧に解く事、なるべく答案を人に見てもらい客観視する事が予備試験の勉強において重要だと思います。月並みですが、継続は力になりますし逆に継続していなければ受からない試験だと思います。」  (資格スクエア)

 

【主婦・育児中】

「やらない理由、できない理由をつけるの簡単だと思います。でも、そこをどう乗り越えるかが大事。私は弁護士になるという強い意志があったので乗り越えられました。勉強を始めるにあたって、夢を持つことも非常に大事だと思います。」(資格スクエア)

 

【法科大学院・既修3年】

「受験は4度目でした。これまでずっと涙を飲んできましたが、諦めずに伊藤塾のテキストを信じて努力を続けてきた結果が出てくれたのだと思います。」(伊藤塾)

 

1日、1週間、1ヶ月と一つ一つの小さな目標を達成し、コツコツと積み重ねていく事が模試などでも功を奏し“大きな成功体験”となってモチベーションアップに役立つかもしれませんね。

 

(7) その他(スキマ時間の活用、スケジュール管理など)

【社会人】

「通勤電車では論証を読み、歩いている時は講座の録音を倍速で聞くといったスキマ時間の活用が挙げられます。」(LEC)

 

【社会人・海外在住】

合格から逆算してスケジュールは立てていましたね。限られた時間の中で、抜け漏れなく学習を進めるためにも、常に受験日を考えながら、1日で取り組むべき量、1ヶ月で終えるべき範囲等を意識して学習を進めていきました。」(資格スクエア)

 

【社会人】

「仕事は軽いアルバイト程度でしたが、家庭の事情もあって、勉強時間の確保にはそれなりに苦労しました。まとまった勉強時間を確保できたときは集中して机に向かっていましたね。あとは隙間時間を見つけて勉強をしたり。1 日平均5時間くらいの勉強時間だったと思います。試験の直前期は隙間時間を活用して7時間ぐらい勉強しました。」(資格スクエア)

 

【主婦・シングルマザー】

「私はシングルマザーですので、仕事と子育てが最優先でした。可処分時間が少ない事を分かったうえで司法試験を目指すと決めた以上、時間がない事を絶対に言い訳にしないと決めました。睡眠、仕事、子どもとのコミュニケーションを取る時間以外は勉強する事にし、入塾時からテレビ、インターネット、友人との交流をやめました。洗濯物を干しながらでも講義は聴けます。歩きながらでも単語カードを見る事はできます。電車でも論文は書けます。」(伊藤塾)

 

【社会人】

「働きながらの勉強でしたのでスキマ時間をフルに活用しました。朝起きて家を出る前の時間、電車通勤の時間、お昼休み、帰宅後を勉強時間にあててました。社会人の方が予備試験に合格するために最も重要な事は、スキマ時間の有効活用だと思います。細切れの時間でもそれを合わせるとかなりの時間勉強できます。」 (スタディング)

 

【大学院生】

「総合講義を消化する段階では、ロースクールの講義にプラスして1日5〜6時間、週に35時間程度は確保していました。総合講義が終わってからは、ひたすら問題を解いていたので、勉強時間で進捗を測る事をやめました。代わりに、1日に最低10問は重要問題習得講座の問題を解くようにするなど、問題数でスケジュール管理していました。」(アガルート)

 

【大学生】

「私は、大学生だったので、勉強時間の確保には苦労しませんでしたが、大学の期末試験との関係で、多少割り切ってやらなければならない事もありました。しかし、基本的には、大学での勉強や法科大学院入試のための勉強も、予備試験での勉強と重なる部分も多役に立つ事も多くありました。そのため、学業との両立についてはあまり苦労しませんでした。」(LEC)

 

【大学生】

「予備試験の勉強だけではなくサークルやアルバイトもしていたので時間の使い方を工夫して、できるだけ勉強時間を確保できるようにしていました。例えば通学等の移動時間を使い、音声だけでも講義を聞く事で基礎知識を何度も確認できるようにしました。」(LEC

 

【大学生】

「私の勉強方法は予備試験の過去問や伊藤塾の答練や模試を本番と同じ時間で解いて、伊藤塾のテキストや解説を見直すという一般的なものです。自分の弱点をノートに書き留めて何回も見直すこともしました。気をつけたことは自分の弱点を意識しながら勉強することです。伊藤塾のゼミでは、講師から法律の勉強に対する基本的な姿勢を教えていただきました。また、勉強のことだけではなく人生において直面する困難との向き合い方も学ぶことができたと思います。」(伊藤塾)

 

4 「目指せ!法曹三者」予備試験合格者となるためにこれから勉強を始めるなら

法曹三者を目指し、その目標を達成するためには、『法科大学院ルート』『予備試験ルート』のうちどちらかを選択しなければなりません。

予備試験受験を決めた方であればご存知の方も多いかと思いますが、予備試験ルートは法曹三者となるためのへの“最短ルート”です。

そして、更に最短ルートで予備試験の合格者となるためには『予備校』の利用が欠かせません。

なぜなら予備校は、司法試験・予備試験のあらゆるデータを研究し尽くしたプロ集団により策定されたカリキュラムや教材を制作し“合格するための勉強法”を提供してくれるものだからです。

独学や法科大学院だけの勉強では予備試験に短期で合格する事は難しいのが現実です。

予備試験講座を提供している大手予備校からオンライン型に特化したおすすめの予備校をご紹介しますので、ご参考になさってくださいね。

 

(1) 老舗大手予備校

① 伊藤塾

法律系資格の老舗予備校といえば伊藤塾が有名ですね。講義時間は長めでじっくりと法学を学びたい方に最適です。伊藤塾長の講義を一度は聞いてみたいという方は、おすすめの予備校です。

また、合格者を多数輩出しており、実績や大手ならではの絶対的安心感がある点も魅力の一つです。

② LEC

伊藤塾に並ぶ有名な老舗の大手予備校ですね。多彩な講師陣に加え、近時ではコロナウィルスの影響を受け受講生に寄り添った講座『zoom』による講座配信などを行っている点も好印象です。老舗ならではのノウハウはもちろんの事、合格者を多数輩出している実績があり、安心して受講できそうです。

 

(2) オンライン型予備校

①  studying

有料受講者数を10万人突破しており、今勢いのあるオンライン予備校のうちの一つです。運営費用を徹底的にコストカットし月々4,400円〜という衝撃の低価格で講座を提供しています。また、スマホ一つで完結するオンライン機能の充実度は利便性が高く、忙しい社会人や予算をあまりかけることが難しい方にはピッタリですね。

②  アガルート

キャッチーなフレーズが印象的なテレビCMで一躍有名になりご存知の方も多いのではないでしょうか。司法試験、受けてみたくなりますよね?元大手予備校の合格者多数輩出実績のある講師が立ち上げたオンライン予備校です。講師自ら作成したテキストや受講生フォローや個別指導プランが高評価です。各種対策講座が豊富な点も魅力の一つです。

③ 資格スクエア

“逆算思考で予備試験合格を掴む”を掲げ、合格のために必要な勉強の進め方を視覚化し受講生を迷わせない工夫が凝らされています。丁寧な受講生フォローやオンライン機能の充実は孤独になりがちで途中で勉強をやめてしまいたくなる受講生の強い味方です。自分の弱点を抽出するAIを駆使したアウトプット学習『短答アプリ』や『未来問』は一度試してみる価値ありです。(論文式1位合格者の輩出実績あり)

 まずは、気になった予備校の『無料講義』を聴き『説明会・相談会』などを積極的に利用してみてくださいね。

 

5 サマリー

予備試験受験層は幅広く、置かれている立場はさまざまである事が分かりました。

予備試験合格という目標を達成するためには、ご自分のライフスタイルに合った勉強法が不可欠です。最短で予備試験合格を目指すのであれば『予備校』の利用も検討されてみてはいかがでしょうか?

 

6 まとめ

  • 予備試験の合格者は年齢・職業など幅広く、働きながら合格している社会人も多くいる
  • 予備試験合格者の失敗した勉強法、苦労した事は『インプットばかりしている』『勉強時間の確保ができない』『条文の素読を早い段階から行えば良かった』などが挙げられる
  • 予備試験合格者の成功した勉強法、工夫した事は『アウトプットを徹底して行った』『講師のアドバイスを素直に実践した』『個別指導やゼミを活用した』『受講生フォローなどが支えとなった』『勉強を楽しむ! モチベーション維持のためリフレッシュも忘れずに!』『とにかく諦めない!』などが挙げられ『スキマ時間の有効活用』はもはやマスト
  • 予備試験合格者となるためにこれから勉強を始めるのなら最短ルートである『予備校』の利用がおすすめ
  • 予備校は、老舗大手予備校オンライン型の予備校があるので自分のライフスタイルに合った方を選ぼう

 

タイトルとURLをコピーしました