何か大きなチャレンジをしている時に誰もが出会う可能性があるのが、挫折。
特に予備試験は合格率がわずか4%ほどの難関国家試験であり難易度も非常に高い試験です。
「試験範囲のインプット量が多くてアウトプットまで手が回らない」
「論文が上手く書けない」
「思うように時間が取れなくて勉強を辞めてしまった」
など、難易度が高い試験であるがゆえに様々な挫折ポイントが存在しています。
この記事では、予めどのようなことが挫折の原因となるのか、挫折の対処法から効率よく合格するためのポイントをまとめています。
予備試験を目指そうと決断したプレ受験生や既に予備試験学習をスタートされている受験生の皆様のご参考になれば幸いです。是非最後までお付き合いくださいね!
1 予備試験に挫折してしまう原因とは?
冒頭でも触れたとおり、予備試験に挫折してしまう原因はいくつか考えられます。
・スケジュールに無理がある
・論文がなかなか上達しない
・日々の勉強に疲弊してしまった
初学者であれば、聞き慣れない専門用語や独特の言い回しに慣れるまでに時間がかかりますし、講義内容についていけずに早期離脱・・・などということも考えられます。また、復習に時間をかけすぎるあまり、「当初のスケジュール通りに進めることができずモチベーションが低下してしまった。」ということも十分考えられます。
これらは、最初の壁といえるかもしれませんね。
2 予備試験に挫折しないための対処法
大きな目標に向かってチャレンジするうえで、挫折はつきものと言っても過言ではありません。ただ、なるべく挫折しにくい方向へ自らを導くことで挫折を軽度におさえ自分を立ち直らせることは可能です。
その方法のひとつが予備試験学習を開始する前の準備です。
これを怠ってしまうと後々無理が生じてしまい「こんなはずではなかった・・・。」などという挫折の原因となりかねません。
中でも予備校選びは、とりわけ重要です。気になる予備校があれば、何校か無料の受講相談などを積極的に利用してみましょう。予備校によって、受講方法(通学orオンライン)や、学習カリキュラム、受講期間、受講料、受講生サポート制度、事務局の対応などが異なりますので、面倒でも丁寧にチェックされることをおすすめします!
特に、テキストの内容は重要です。なぜなら、合格するためには合格に必要なものだけを凝縮させた教材を徹底的に回すことが重要だからです。分厚いテキストを提供している予備校もありますが、消化しきれずに挫折してしまうことも考えられますので気をつけていただきたいところです。
予備試験に関する情報収集は、予備校選び(カリキュラム含む)も含め、例えば、合格率や合格者に関するデータ(合格者の内訳など)など、できる限り確度の高い情報をピックアップしてくださいね。SNSなどでは情報が溢れかえっていますが、参考程度に捉えておいた方が良いでしょう。その点、予備試験や司法試験について研究し尽くされた予備校の情報であれば、確かな情報が得られる可能性が高いです。
3 予備試験に挫折しそうになったら?
前述のとおり、予備試験学習の志半ばで大きな問題となるのは「個々の事情によるもの」「元々の学習スケジュールに無理がある」という原因が大きなウェイトを占めるのではないでしょうか。これらが発端となり、モチベーションがダウンし挫折してしまうパターンが多いです。このような状況に陥ってしまったケースでは、一概にはいえませんが、以下のような対処法が有効ですので、是非ご参考になさってくださいね。
(1) 勉強法の見直し
当初の学習スケジュールに無理があると、必ずといって良いほど後になってシワ寄せが起こります。
学習開始当初は、気持ちも昂っていることが多いため、無理なスケジュールを組んでしまいがちですので気をつけたいところですね。しかしながら、そうはいっても社会人の方は、急な残業や家庭の事情などありますので、学習スケジュールの調整は適宜行っていかなければなりません。勉強に当てられる可処分時間の洗い出しは、可視化することでやるべきことが明確になり(優先度を付けるなど)おすすめの方法です。
学習スケジュールが計画通りに進まないと思われたら、直ぐに可処分時間を再検討し軌道修正をしていきましょう。その際に、1週間のうち「予備日」を1日作っておくと大きな遅れを作らずに済みますので安心です。
(2) まずは一周する
多くの方が直面するのが「論文が上手く書けない」という挫折です。
ですが心配はありません。誰もがぶち当たる壁です。
実はこの挫折こそがとても大切なので、「自分だけが全く論文を書けないんじゃないか・・・。」などと思う必要は全くありません!あまり不安にならずにどんどん前に進めて行きましょう!1つの論点に拘りすぎないということもとても大切なことです。時間は有限ですので、まずは全論点を一周して全体像を掴むことを目的としてみてください。きちんと理解出来なかった論点に関しては、「勉強を進めていくうちに他科目や他の論点と相まって、理解が及ぶようになった。」などということもあるものです。
立ち止まってしまうことこそが「重度の挫折」の方向へと拍車をかけてしまいかねません!
論文式試験を制する者が予備試験を制するといわれるほど、論文式試験は予備試験の要ともいえる学習です。マスターするまでに時間がかかって当然です。それ故に、効率良く学習するためには、合格に必要なものだけを凝縮させた教材を徹底的に回す!ことに尽きるというわけです。
(3) 期間限定で完全にオフ状態になりリフレッシュしてしまう
飛躍するためには休息は絶対に必要です!
睡眠と記憶の定着の関係は切っても切れない関係ですが、やはり飛躍するためには、休息も必要だということは間違いありませんよね。中には、「睡眠時間を削ってでも勉強しなければ合格できない!」といわれる方もいらっしゃいますが、個々の置かれている状況やタイプなどによっても異なるのではないでしょうか。ましてや、睡眠不足な環境で1年以上に及ぶ受験勉強期間を過ごしていれば体だけではなく心もボロボロになってしまいますよね。試験当日に実力を発揮できないという危険性もありますので極力避けたいものです。
どうしても、集中できない時は、無理やり続けていてもストレスばかり溜まり、時間の無駄となってしまいます。そのような時は、思い切って『期間限定完全オフDAY』を作りリフレッシュしてみてはいかがでしょうか?
この論点が終わったら映画を観に行く、カフェでお茶をするというのも良いリフレッシュになりそうですよね。毎日散歩する、週に1度はジムで汗を流すなど、定期的に体を動かすのも良さそうです。また、身近に予備試験合格者がいれば愚痴を聞いてもらったり、合格体験談なども聞くことができますので、モチベーション維持に一役買ってくれるかもしれませんね。
4 効率の良く予備試験の合格を目指すには?!
効率良く予備試験の合格を目指すためには、どのようなことに気をつけ対策していけば良いのでしょうか?
(1) 情報収集力が大切
前述のとおり、事前の情報収集を行うことで予備試験学習開始後のリスク軽減が期待できます。予備校選びや法改正情報、最新の受験情報などは合格するまでは定期的にリサーチしていかなければなりません。普段からニュースに耳を傾けておくことで法律に関する事柄を含むさまざまな社会情勢をキャチアップすることが一般常識科目などで功を奏するということもあるでしょう。
近い将来、“合格後のなりたい自分”について思いを巡らせてみてはいかがでしょうか?社会に必要とされている法律家像とはいったいどのような人材なのでしょうか。時代の変化と共に求められる法律家も当然のことながら変化しています。
(2) 健康的な生活習慣の見直し
予備試験受験生に限った話ではありませんが、心身ともに健康的な生活を送ることが物事を効率良く進めるために不可欠であることはいうまでもありませんよね。
記憶の定着には睡眠時間の確保は不可欠ですので、しっかりと睡眠を取りバランスの取れた食事と適度な運動を日々の生活に取り入れていきたいものですよね!
一概にはいえませんが、自分に合った集中できる生活リズムを知っておくということも長期戦である受験生活には必要なことなのかもしれません。また、生活リズムとは少し違いますが、自分が勉強に集中できる環境を知っておくのもおすすめですよ。
(3) 目標合格年度に合った予備校を探す
ひと口に予備校といっても、各予備校さまざまな特徴があり、特に初学者の方にとってはどの予備校を選べば良いのか分からないということもあるのではないでしょうか。
一般的には、予備試験予備校の受講料は100万円を超えることも珍しくありません。1年目に合格できなかった場合に、経済的な事情も相まって2年目以降の試験にチャレンジするための学習環境が継続できなくなってしまう可能性もあります。
そこでおすすめの観点として、目標合格年度を決めるということです。勉強開始時期も人それぞれかと思いますが、大切なことは目標合格年度から逆算して、それに合った予備校を探すことです。
どの予備校も受講期限は限られています。ぎゅうぎゅうの学習スケジュールで軌道修正不可能な遅れとなった場合に、すべての学習を消化しきれずに期限切れとなり悔し涙を飲むことになりかねません。
したがって、予備校を選ばれる際は受講期限(聴講期限や論文添削期限など合格に欠かせない必要なものすべて)やカリキュラムなどをしっかりと確認してくださいね。言い換えると、カリキュラムを完走するまでの期間が長すぎると目標合格年度に合格するための学習スケジュールを組むことが難しくなります。
予備試験受験生は、時間的にも(時には精神的にも)経済的にもさまざまなことを犠牲にしリスクも抱えながら日々奮闘していますよね。だからこそ、安心して“合格するための学習”を継続できる予備校を選んでいただきたいです。
5 費用対効果を狙うなら資格スクエア講座がおすすめ!
資格スクエアの予備試験講座は挫折しやすい初学者でも合格に近づける講座の一つです。
初学者が挫折しやすいポイントを抑え学習継続がしやすい講座設計となっています。
ここでは3つの特徴をご紹介します。
(1) 学習の全体像と進め方を把握した上でスタートできる
学習の方法をまとめた指南書である合格読本、学習スケジュールを可視化できるツールである合格ロードマップとレベル別学習シートで、学習において「何をどう進めるべきか」が明確になります。
スケジュール設計の段階で挫折してしまったり、無理なスケジュールを組んでしまい後に苦しんでしまうという受験生は少なくありません。
資格スクエアでは「迷うことないスケジュール」を提案することで、学習そのものに集中できるような設計となっています。
(2) アウトプット重視
予備試験の天王山ともいえる論文式試験。実は論文の学習こそが非常に難しく、ここで諦めてしまう受験生が多いのも事実です。
資格スクエアのカリキュラムでは早期から論文演習を組み込んでおり論文突破に必要な能力を着実につけていきます。
論文式試験においてはアウトプットが最重要であり、合格者の43%以上が、200通以上の答案を作成しています(2019年度予備試験論文式試験合格者アンケート)。
資格スクエアの予備試験講座においては業界最多の200通の添削を実施しています。
(3) 万全な受講生フォローアップ制度
オンライン学習というと、一人で学習を進めなくてはならず孤独や不安から挫折に至ってしまう受験生もいるでしょう。
資格スクエアの講座においては、予備試験/司法試験合格者が月に1回15分、お電話にて学習の相談に乗り、オンライン学習の不安にしっかりと応え、合格まで伴走します。(※逆算プレミアム、逆算プラン)
また、講義画面からワンクリックで質問ができる機能や学習進捗メール、学習ランキング機能で受験生がモチベーションを維持できる体制が整っています。
6 サマリー
予備試験に挫折してしまう原因は、人によりさまざまな原因が考えられます。自分ではどうすることもできないことは時には諦めることも必要なのかもしれませんが、軌道修正可能な範囲内に収めることができるのであれば、事前にしっかりと情報収集を行うことが大切です。また、学習スケジュールの立て方や自分に合った学習環境や集中できる学習環境を知ることで集中力も増し効率良く学習を進めることが可能となりますので、貴重な受験期間を楽しみながら合格を目指してくださいね!
7 まとめ
- 予備試験に挫折してしまう原因とは|①日々の勉強に疲弊してしまう ②個々の事情によるもの ③元々のスケジュールに無理がある などが考えられる
- 予備試験に挫折しないための対処法|予備校選びで失敗しない(自分のライフスタイルに合っているかなど)ためにも事前の情報収集が肝心
- 挫折したときの対処法|①勉強法の見直し ②思い切って割り切る ③期間限定で完全にオフ状態になりリフレッシュしてしまう など
- 効率の良く予備試験の合格を目指すには|①情報収集力が大切 ②健康的な生活習慣の見直し ③目標合格年度に合った予備校を探す
- 費用対効果を狙うなら資格スクエア講座がおすすめ!|①学習の全体像と進め方を把握した上でスタートできる②アウトプット重視③万全な受講生フォローアップ制度