司法試験の学習を継続するためにモチベーションを維持するコツを伝授!

司法試験

司法試験は、科目数が多く、出題範囲も膨大なので、勉強時間も相当な量が必要になります。法曹を目指し始めた時に比べると、次第にモチベーション維持が難しくなり、学習を継続できなくなってしまう経験をされた方もいると思います。

この記事では、モチベーションが下がってしまう原因や、モチベーションを維持するためのコツを解説するので、是非参考にしてみてください。

1 モチベーションを維持できない原因

(1) 勉強法が分からない

特に初学の方は、はじめはテキストや基本書を読みはじめ、インプットを中心とする勉強を始めると思います。ただ、初めて勉強する法律を理解しようと、何度も何度も読み返そうとしてもなかなか理解が進まず、このままでは読み終えるのに相当の時間がかかってしまうのではないかと、現状の勉強法に悩みを抱えてしまう方もいるのではないかと思います。

進まない勉強に頭を抱えてしまい、だんだんと自信をなくしてしまい、次第に勉強する意欲がなくなってしまうということもあるのではないでしょうか。

また、一定の学習が進んだ方も、例えば、模試を何度も受けたものの、結果が良くならず、現状を打開することができず、次第にモチベーションが下がっていってしまうこともあるのではないでしょうか。

自分にとって最適な勉強法が分からないまま学習が次第と進まなくなってしまうことも、モチベーションが維持できない原因の一つといえます。

(2) 挫折の経験

司法試験は、最難関の国家試験ということもあり、1回目で合格をすることが難しい試験です。一度不合格を経験すると、自信をなくしてしまい、次の司法試験もまた不合格となってしまうのではと、挫折の経験からモチベーションが維持できなくなってしまうケースもあります。

2 モチベーションを維持するコツ

 

(1) 予備校を活用する

モチベーションが維持できる環境を強制的に作りたいという方にとっては、予備校を利用するのが最もおすすめです。

予備校の講座の内容によって様々ありますが、例えば、模試の入ったプランをとることで、模試を定期的に受ける機会が設けられます。自己採点するよりも、客観的に何が足りていないかが分かるので、次の模試までの弱点を克服しようという動機付けにもなります。

また、答案添削のついた講座では、定期的にアウトプットする機会を作ることができ、また講座のカリキュラムによってやるべきことも明確になるので、休む暇もなく学習しなければならないといった環境作りは、モチベーションを落とさせないための秘訣になります。

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(2) 勉強仲間を作る

特に予備試験合格から司法試験を目指す方は、周りに一緒に勉強できる受験生仲間がいないという場合も多いのではないでしょうか。

孤独の中で勉強を続けるよりも、一緒に切磋琢磨できる受験生がいれば、互いに進捗を報告し合ったり、ゼミを開催するなどして、モチベーションを維持することができます。

また、これはモチベーションの維持だけでなく、優秀な仲間から学ぶこともできるので、学習上の効果も大きいといえます。

最近ではSNSなどで受験生仲間と繋がることもでき、オンラインでゼミを行うケースもあります。

一人では学習が継続できないという方は、是非勉強仲間を作ってみてくださいね。

(3) 勉強計画を立てる

勉強計画は、1日のやるべきことが明確になるだけでなく、合格から逆算した計画を立てることによって、これを継続すれば合格できるという自信にも繋がります。
したがって、勉強計画は必ず立てるようにしましょう。

この時重要なのは、「実現可能な」勉強計画を立てるということです。
なぜなら、実際に勉強計画を立てたものの、計画通りに進まなかった結果、勉強意欲が低下してしまうことも、モチベーションを維持できない原因になるからです。

これは、特に完璧主義の方が陥りやすいといえます。

したがって、勉強計画は実現できるように立てるようにしましょう。

この場合に重要なのは、余裕を持った計画を立てることです。1日にやるべき勉強内容をたくさん詰めてしまうと、できなかった時に計画がズレてしまう恐れがあり、また気持ちの面でも、「勉強をやりきれなかった・・」と自信をなくしてしまいます。

最低でもこれだけは実行できるという計画を立て、それを実行できたという達成感を積み重ねていくことで、次第にモチベーション維持にも繋がります。

(4) ドラマや映画を観る

受験生の皆さんが法曹を目指したきっかけは様々あると思いますが、実際に法曹になった後、自分がどのように働くのかをイメージすると、ワクワクしませんか?

例えば、弁護士が主人公のドラマや映画を観ると、自分もこのように働きたいといった思いが強くなり、「法曹になるためにも、日々の勉強を頑張ろう!」という意識に繋がるのではないでしょうか。

合格者の中でも、実際に定期的にドラマを観て、モチベーションを維持していたという方もいます。

法曹ドラマは世の中にたくさんあるので、モチベーションがどうしても維持できないという方は、是非ドラマや映画を観て自分の理想を描いてみてくださいね。

3 サマリー

モチベーションが維持できないことは、受験生であれば、誰もが経験すると思います。ただ、その場合の対策を知っておけば、モチベーションが低下してしまっても、またすぐに勉強に戻れるはずです。

気分転換をしてみるのも一つの方法です。学習を続けるのが苦しく感じてしまった時は、無理に勉強を続けるよりも、勉強したいという意欲が湧くまで別のことをしてみるのも良いかもしれませんね。

4 まとめ

  • モチベーションを維持できない原因として、①勉強法が分からない、②挫折の経験が考えられる
  • モチベーションを維持する方法として、①予備校を活用する、②勉強仲間を作る、③勉強計画を立てる、④ドラマや映画を観る
  • 学習を続けることが苦しく感じてしまったら、無理して勉強しないで気分転換をするのもあり
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