司法試験 合格者の声 ~弁護士の第一歩を踏み出した皆さんの体験談をレポートします~

司法試験

はじめに

フジテレビ系列の歴代のドラマ「SUITS/スーツ」、「HERO」、「離婚弁護士」「リーガルハイ」というような、弁護士や検事が活躍して、ビシバシと正義を貫いていきます。

頭が良くて、エリートで、正義感あふれた仕事、そんな仕事に憧れる人は多いでしょう。

しかし、司法試験は超難関試験だと聞きます。

果たして自分にできるのか、法曹界に入るにはどんな人が向いているのだろう、どんな勉強をしているのだろう、と疑問はたくさんです。

そこで、この記事では、司法試験合格者の傾向と、司法試験に合格した人の司法試験を受けたきっかけや勉強法等、生の声を紹介していきます。

1.司法試験に受かるとなれる職業について

(1)司法試験に合格したら司法修習が待っている

法曹界(裁判官・検事・弁護士)の入り口は、司法試験合格です。

司法試験に合格したら、最高裁判所長官の任命で、司法修習生として採用されます。

身分的には、公務員に準ずる身分で、副業や兼業を禁止し、司法修習生は、司法修習に専念しなければなりません。

月額13万5000円の給費が支給されます。

地方出身で自宅から通い無い人は、住居費用として3万5000円を上限に、給費に住居手当が加算されます。

裁判官も検事も弁護士も、この司法修習研修生として1年間の研修を修了して、最終試験に合格したら、裁判官・検事・弁護士に任命されるのです。

(2)各仕事の業務内容

司法修習の研修所では、弁護士・検事。裁判官、それぞれの仕事についての研修の後、現場実習があり、司法研修生として、弁護士や検事や裁判官のアシスタントに付き、実践で研修を行います。

それでは、弁護士、裁判官、検察官(検事)の仕事について解説していきます。

①弁護士

弁護士の仕事は、法律に従って、さまざまなトラブルを解決し、あるいはトラブルに巻き込まれないようにアドバイスをしてくれる法律の専門家です。

トラブルには、刑法に触れる刑事事件と刑法には触れないありとあらゆるトラブルに関する民事事件があります。

刑事事件では、警察に捕らわれた被告人が、正当に裁判を受けて正当な罪に裁かれるように、弁護士が被告人の弁護をします。また、被告人の人権も擁護します。

民事事件では、刑事事件に巻き込まれた被害者が犯人を訴えた場合、あるいは刑法に触れないさまざまなトラブルの解決のために、原告・被告の代理人として、依頼人に有利な解決へと方を駆使して導いてくれます。

また、このようなトラブルを収めるだけでなく、トラブルに巻き込まれないよう、契約書の確認やその他さまざまな企業間のトラブル防止、社内のコンプライアンスに関して相談に乗る、企業弁護専門の弁護士もいます。いわゆる企業弁護士です。

「SUIT/スーツ」に登場するエリート弁護士の仕事が企業弁護士と呼ばれる弁護士です。

②裁判官

国家公務員になります。

家庭裁判所や地方裁判所の裁判の判決・決定を言い渡します

裁判官は、裁判の前に事前に提出された証拠を精査して、裁判当日には、は当事者、被告・原告の代理人である弁護士(刑事の場合は検察官と弁護士)・証人の話を聞き、証拠に照らし合わせて判決を言い渡します。

民事と刑事では、裁判の進め方が異なります。

民事の場合は、多くの場合、賠償金で被害を代償する事になりますので、事と次第によっては、被告や原告双方の幸せのために、裁判による解決ではなく、和解や調停で話し合いを進めるよう促すこともあります

しかし、刑事事件の場合は、警察官の求刑に関して、証拠や証人、罪を犯したとされる被告の主張も考慮に入れて、公平で正しい判決をするために尽力します。

検察官の求刑は、被告人の一生を左右する重大なことなので、冤罪を防ぐために、「疑わしきは罰せず」という考え方もあります。

さらに、裁判員制度導入によって、一般人の意見も参考にして判決を決めます。

また、裁判外の仕事もあります。

遺言書の執行命令や刑事事件の捜査のための令状、捜査権を持つ税務官の令状、財産差し押さえの執行命令、少年審判や、その他法律に関する裁判官が行うとされている命令や許可もあります。

ちなみに、裁判官の判事は、6つの位が定められていて、それぞれの位によって給料も法で定められているのです。

  • ・   最高裁判所長官
  • ・   最高裁判所判事
  • ・   高等裁判所長官
  • ・   判事
  • ・   判事補
  • ・   簡易裁判所判事

③検察官

検事とは、検察官の中の役職名です。

法務省に属する検察官は5つの位があります。

  • ・   検事総長
  • ・   次長検事
  • ・   検事長
  • ・   検事
  • ・   副検事

最高検察庁の下に高等検察庁がありますが、検事総長がピラミッドの頂点で次に次長検事、そのしたが検事長となり、ほとんどの検察官が検事と副検事となるのです。

検事と副検事でも、司法検察職員として、捜査検事公判検事に別れています。

捜査検事は、警察を指揮命令して、協力を仰ぎ、立件するための捜査を行います

「HIRO」の木村拓哉さんたちは、捜査検事です。

普通は、木村拓哉さんのようにお出かけ捜査はしません。

現場に行くことはなくはないですが、警察に指揮命令して、報告を待つのが一般的です。

そして、起訴した事件を公判と呼ばれている裁判で争うのは、公判検事です。

ドラマでは、木村拓哉さんが公判検事として活躍することもありますが、一般的には、起訴する捜査検事から裁判の公判検事へと引き継がれます。

日本では、検察官に立件された被告人は、有罪率99%といわれています。

それだけ、警察と検察で、人権を守るべく証拠を積み重ねた綿密な捜査が行われているというわけです。

それでも、人間が行うことですから、最後に裁判官が客観的な立場から、双方の言い分を聞いて、最終的な判決を下すのです。

裁判では、検察官が警察の調べた証拠とともに求刑して、さまざまな証拠を積み重ねて、被告人の罪を立証していきます。

2.司法試験合格者の概要

ここで使用するデータは、法務省が発表したデータを引用しています。

(1)合格率

2012年からの司法試験合格率の変遷を左のグラフに表してみました。

2014年から2016年までの合格率が25%を下回り難しくなったようですが、昨年2017年からは、25%を超え、元に戻ったようです。

(2)男女比

圧倒的に男性が多く、男性と女性の比率は約3:1です。

そして、男性も女性も合格者の人数は横ばい状態ですが、折れ線グラフからは微妙にその差が近づいているようにも感じられます。

(3)出身法科大学院

例年100人以上合格者を出している法科大学院上位5校の合格率をグラフ化してみました。

今年(平成30年)、初めて京都大学法科大学院が東京大学法科大学院を合格者の人数が上回ったのですが、京都大学と東大は、約50%と高い合格率を誇っていますが、その他の大学は、合格率が低い状態が見受けられます。

しかし、予備試験合格者の司法試験合格者は336人です。

その合格率は77.6%と京都大学法科大学院を圧倒的に上回っています。

また、上位5校には入っていませんが、一橋大学法科大学院の合格率も見逃せませんので、紹介します。

一橋大学法科大学院の出願者数は121人と少ないものの合格者は72名で、その合格率は59.5%です。

京都大学の合格率は59.3%なので、一橋大学の方が若干ですが抜いている結果となっています。

法科大学院はたくさんありますが、大学の偏差値と法科大学院の司法試験合格率はほぼ正比例しているといっても過言ではないでしょう。

実際に、合格者0という法科大学院も少なくありません。

自分が入学できる法科大学院に入学するのではなく、合格率の比較的高い合格者の多い法科大学院に入学しないと司法試験には合格できないのです。

3.司法試験合格者の声

司法試験を目指したきっかけ

親族やその知り合いに弁護士・司法書士といった方がいたのがきっかけです。

そのような方々の仕事振りを見て、自分も何か専門性を持った仕事をしてみたいと考え、弁護士を目指すことに決めました。

(K・Tさn、30代、3回目合格)

親族やその知り合いに弁護士・司法書士といった方がいたのがきっかけです。

そのような方々の仕事振りを見て、自分も何か専門性を持った仕事をしてみたいと考え、弁護士を目指すことに決めました。

(K・Tさn、30代、3回目合格)

父親が学生時代に法曹を志していましたが、その夢を叶えることができなかったので、息子の私に弁護士への道を進めてくれました。父親の夢もあって漠然と勉強を始めたのですが、勉強を進めていくうちに法律の背後にある利益衡量などに面白みを感じて本格的に司法試験を目指すようになりました。

(S・Sさん、20代、1回目合格)

司法試験を目指したきっかけは、法律の勉強が好きだったからです。もともと人の説得術に興味があり、いかに説得的に論理立てて説明するかを考えるのが好きだったため、三段論法を用いて一から解釈論を展開する法律学は性に合っていたと思います。

(M・T、20代、1回目合格)

HEROというドラマを見て、検察官ってかっこいいなーと思ったことがきっかけでした。

その後、強姦被害者と接する機会を持ち、本格的に検察官を目指すようになりました。合格したときの気持ちについては、4回目という長丁場でしたので、自分の受験番号を見つけた時は信じられませんでした。

(M・Mさん、31歳、4回目合格)

有効だった勉強法

優秀答案や講師の模範答案を読み込んだり写経したりする中で、コンパクトかつ読みやすい答案の型を体得したことです。

採点者は解答筋が頭に入った状態で採点するので、無駄な前置きをくどく書かないことや、問われている事項について即座に切り込んでいく姿勢も、論文答案では重要です。

また、たとえ三段論法を崩して書かざるを得ないような状況となっても、コンパクトかつシンプルな日本語でわかりやすく表現する技術も重要であると考えています。

答案の形式や日本語表現を重視する合格者・講師の方に答案を添削してもらうこともおすすめです。

教材としては、本試験に加え、旧試験、予備試験をおすすめします。繰り返し問われる論点や問題意識について事前に演習を積むことは、本試験で論点落としや検討忘れを防ぐためにも大切であると考えています。

(K・Tさん、30代、3回目合格)

過去問の研究と本番どうやって答案を書くかという自分の型やルールを起案を通して固めていったという勉強方法で合格ラインを越えることができたのではないかと思っています。私は起案を毎日行うタイプの勉強方法をとっていましたが、その中で論点の復習には、テキストを用いてじっくりとインプットアウトプットを繰り返すという作業を行っていました。

(M・Mさん、20代男性、受験1回で合格)

あれこれ手を出さず、自分が信じた道1本に集中することです。

例えば通信講座や塾のテキストで、「これ!」と決めたものを徹底的に繰り返し、通信講座や塾の授業を徹底的に自分のものにしていくことに集中することです。

私は、通信講座のビデオ講座の先生の言うことを信じて、徹底的に過去問中心に勉強しました。

今年の問題は過去問からの類似問題(憲法、行政法、民訴、刑法、刑訴にて)もかなりあったため、上記の作業が合格に大きく寄与したと思っています。

(S・Sさん、20代、1回目合格)

私は、いわゆる規範に当たる部分(論証集に書いてある部分)以外にも、下位規範や考慮要素と呼ばれるような、「当てはめのしかた」を学ぶことを意識的に行いました。演習書で考慮要素が出てくる度にメモをしたり、過去問で出てきた当てはめをストックしたりしました。この勉強法が、普段から三段論法を意識して勉強することにつながり、実践的な学習に繋がったのではないかと思います。

(M・T、20代、1回目合格)

3回目の不合格で、自分の敗因分析を徹底的に行いました。敗因は次の2つです。

まず、一つは過去問の分析を怠っていたこと。過去問にはヒントが散りばめられているのですから、そのヒントに気が付けるようにするには過去問の徹底的な分析が不可欠となります。

次に演習の反復が足りなかったことです。

単純に問題集をこなすことを目標としていたのでは、知識の枠が増えるのみで知識が定着することもなければ、使いこなせる知識とはなりません。使いこなせる知識となるようカスタマイズしなければ意味がないのです。このような方法を採り、司法試験では刑事系一桁という成績をとることができました。

(M・Mさん、31歳、4回目合格)

試験前にやっておけば良かったこと

試験直前期にはインプット面の詰め込みに時間を割いていましたが、もっと手を動かして答案を書いておくべきだったと反省しています。

筆力が乏しいことで、最後まで回答できずに失点したことが、失敗の要因だったと思います。腕力を鍛えて事務処理能力の向上は、直前まで行うようにした方が良いです。

(K・Tさん、30代、3回目合格)

やっておけばというよりも、知っておけばよかったと思うことにあたるのですが、完全に暗記するという作業は一定量必要であって、暗記しなければならない事項を先に洗い出して覚え切ることが重要だということを最初から意識して勉強すれば、成長度合いがもう少し変わったのかなと振り返った今思います。

(M・Mさん、20代男性、受験1回で合格)

地方在住のため、模試の受験ができずに等連の練習ができないと思っている人は、通信講座や塾のテストの復習を、本番のように時間を区切ってやることで、本試験の雰囲気に慣れる練習もできます。

地方在住でも、やり方次第でその格差をいくらでも埋められます。

(S・Sさん、20代、1回目合格)

要件事実の学習をもっと深くやっておけば良かったと思います。司法試験合格後には司法修習が始まりますが、司法修習で要件事実を復習しなければならないのですから、その場しのぎの勉強ではなく、もっと体系的に、深く勉強しておけばよかったと感じています。

(M・T、20代、1回目合格)

旧師法試験の問題を徹底的にといておくと少なくともアドバンテージが上がります。

旧司法試験の問題は司法試験と同様に司法試験委員の先生方が作り込まれていることから、大変難解であり、考え方は司法試験の問題を解く際に生かすことができるからです。

とくにスタートが遅れた人は、5月の司法試験が終わってから6月から苦手科目だけでも勉強しておくといいと思います。

(M・Mさん、31歳、4回目合格)

【現役受験生に向けてのアドバイス】

答練や模試は、所詮は本試験と異なるのですから、点数や順位を過度に気にする必要はないと考えます。

現に私は、模試で成績が良かった科目が結局低評価となっています。

模試では、点数ではなく、本試験でなすべき事ができたかどうかが問題です。

最後に、合格者や講師の方々は皆、受験生から頼られるのを待っていますので、そのような合格者・講師の方々をうまく頼って合格という結果を掴んで頂ければと思います。

(K・Tさん、30代、3回目合格)

現役受験生の皆様、情報収集を行って自分に合う勉強方法を見つけてそれを実行してください。その際、情報の取捨選択や実行の過程で試行錯誤しなければならない場面が必ず出てくると思います。そのときにどれだけ自分の頭で考えて悩んで選択したのかという事実の積み重ねで合否は決まってくるかと思いますので、大変負荷のかかることですが、ぜひ悩み抜いて合格への学習計画とその実行を行ってみてください。

(M・Mさん、20代男性、受験1回で合格)

地方在住だと、入ってくる情報が首都圏に比べて圧倒的に少なく、情報不足になりがちです。

私は、その情報格差を自覚し、SNSやブログで情報収集をする努力をしました。

情報量不足の場合、自分の周りの情報に左右されやすく、その情報が間違っていた場合は、それを鵜呑みにして、不合格への道へとまっしぐらになってしまうこともあります。

私は、今までに合格者のブログや体験記を100以上見てきましたしTwitterなども活用してきました。このように多くの情報を得て自分なりに整理すると合格者がやっていた最小公約数や不合格者のやっていた失敗談がある程度共通していることに気付けるかと思います。これに気づければ、勉強法でも「大外し」はしないと思います。

SNSやブログは、受験の仲間ができて、一緒にがんばる仲間の声を聞いて、モチベーションの維持やアップに役立ちます。

(S・Sさん、20代、1回目合格)

とにかく楽しく勉強することをアドバイスしたいです。世間には勉強が苦行であることをなにかと強調する人もいます。確かに、楽しくない、つらい勉強もあることは否定しません。しかし、人間にはつらいことを積極的にやろうとはしない性質があります。司法試験の勉強は、結局は勉強量がものを言うという面もあります。ですから、楽しく主体的に・積極的に学ぶ姿勢こそが、司法試験合格のための最もシンプルなアドバイスであると信じています。

(M・T、20代、1回目合格)

どの予備校の授業を選ぶ際、実績のみならず、その講師の体験授業等を受けることをオススメします。YouTubeにも動画が多くあげられていますので、非常に参考になると思います。

そして、良問と考えられるものについて徹底的にやり込むことをお勧めします。

一般的に受験会で良問と呼ばれるものを、自分の知識の中で使えるようにして、ストックしていけば、他の受験生に負けることはないのではないか思います。

そして最後に、最後まで諦めずにやりきれば、結果はどうであれ、必ず、ご自身の納得のいくような結果がついてくると思います。

(M・Mさん、31歳、4回目合格)

4、サマリー

いかがだったでしょうか?

司法試験に合格した人は、法科大学院修了者よりも司法予備試験合格者の方が圧倒的に合格率が高いという政府が予期しない結果となっています。

本来、司法予備試験は、法科大学院に通うための時間や経済的余裕の無い人のための救済処置ですが、実際には、法科大学院の未終了者が模擬試験のように受験して、法科大学院を途中退学してしまうケースも増加しているようです。

また、昨年の司法予備試験の高校生の合格者が今年の司法試験では、史上最年少19歳で合格下という驚異も成し遂げています。

それはとおもあれ、司法予備試験の合格率は非常に狭き門なので、大学卒業後に受験勉強の延長で、司法試験合格率の比較的高い法科大学院に入学し、そこを修了し、司法試験にチャレンジした方が、時間もお金もかかるものの、合格しやすいようにできているのです。

また、司法試験にチャレンジした人は、比較的に親の仕事(法曹界)や親の夢の影響を少なからず受けていている人が多いようです。

また、法曹界のドラマの影響を受けて、弁護士や検事に憧れる人もいるようです。

筆者は後者でした。

夢は最後まで願い続ければ叶うのです。

その強い意志力が最難関試験突破という高い山の頂上に立だせ、その達成感は、登った人にしかわからない喜びなのです。

お勧めの勉強法ですが、あれこれ迷わずに、一つに絞ったらそれに集中する、過去問や通信講座や塾のテキストをひたすら繰り返して、自分のものにしていった人が、合格を手にしているようです。

ただ、繰り返して答え合わせをするだけでなく、自分のものにする理解が重要です。

そして、本試験の時間配分で、ひたすら鉛筆で書き殴る腕力とスピードを最後まで維持する事も重要です。

そして、モチベーションを維持するために、SNSやブログで受験仲間を作り、くじけることなく最後まで走り続ける意志力も必要です。

最後に、「旧司法試験の問題を解いてみる」これが重要です。

三段論法を身につけるには、旧師法試験が理解に直結するのです。

騙されたと思ってやってみましょう。

やった人とやっていない人は、全然違うそうですよ。

合格者の生の声を参考に、あなたもチャレンジしてみましょう。

5、まとめ

司法試験に合格すれば、最高裁判官から司法修習生に任命され、準公務員として司法修習

【司法試験合格から法曹界入り口まで】

研修所での研修生として採用される。

その後1年間の厳しい研修の結果、最終試験を経て、裁判官・検察官・弁護士任命される。

裁判官と検察官は国家公務員として、弁護士は弁護士会の登録によって、法曹界の人間となる。

【司法試験合格者と法科大学院】

未だ男性の合格者が圧倒的に多いが、司法試験合格者の低年齢化も目立っている。

また、司法予備試験合格者の司法試験合格率が圧倒的に多く、京都大学法科大学院、東京大学法科大学院、慶應義塾法科大学院・早稲田大学法か大学院、中央大学法科大学院という歴代の5代法科大学院の修了者の合格率を大きく上回っている。

大学の偏差値とその大学の法科大学院の司法試験の合格率は、ほぼ比例しているので、法科大学院を選ぶときは、司法試験合格者の人数や合格率も参考に選ぼう。

司法試験合格者ゼロという法科大学院も少なくないのだ。

【司法試験合格者の生の声を参考にしよう】

司法試験合格者の生の声からわかる効率的な勉強法は、繰り返し問題集や過去問をして、ただ回答合わせをするのではなく、自分のものになるようにしなければ合格できない。

  • ・自分のものにする
  • ・迷わず一目散に繰り返す
  • ・本試験に耐えうる体力とスピードの維持
  • ・失敗したときは敗因を具体的に考える
  • ・受験仲間を作る
  • ・旧司法試験を解いてみる

この6つを最後まで貫いた人が合格を手にするのだ。

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